2014年04月14日

伯太川流域調査

 昨年からの課題だった伯太川流域のキビシロタンポポ(Taraxacum hideoi)の分布調査に出かけました。

 昨年までに確認できた草野、下十年畑、日次、清水寺以外でキビシロの自生地を新たに発見するのが目的です。昨年の調査でいくつかそれらしい場所があったのですが、花が咲いていなくてキビシロという確証が持てなかったのです。

母里、井尻、久代、小竹で新たにキビシロの自生地を見つける事ができました。
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(安来市伯太町母里:県道から伯太川へ降りる小道)
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2014年04月08日

カロチノイド分解酵素の証明実験その7

 シロバナタンポポやキビシロタンポポなど白花種のタンポポの花弁が白い理由として、白花種のタンポポにもキクと同じようにカロチノイド分解酵素があるのではないか?という仮説があります。

 一昨年やってみた一連の実験を再度確認してみました。

 まず、タンポポの花弁から黄色の色素を抽出します。黄色いタンポポの花を10個ほど集めて花弁を100%のエチルアルコールに漬け込みます。タンポポのカロチノイド色素は脂溶性なのでアルコール溶液が黄色になります。

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 そしてこの黄色の溶液を濾紙にしみ込ませて短冊状に切ります。タンポポの黄色い色素に染まった濾紙ができました。

 シロバナタンポポと黄色いタンポポの花を取ってきて、蒸留水を入れた試験管の中ですりつぶします。

 試験管にそれぞれの絞り汁を入れて、その中に黄色く染まった濾紙を浸け、一昼夜おきました。

 「A」がシロバナタンポポの絞り汁、「O」はセイヨウタンポポ。「W」は対照の蒸留水です。

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 一昼夜室温に置いて、濾紙を取り出し水洗いした結果が下の写真。

真ん中の「A」がシロバナタンポポの絞り汁に浸けたもの。見事に色が抜けました

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 一方「O」はセイヨウタンポポの絞り汁に浸けたものですが、こちらは色が抜けていません。シロバナタンポポの花の絞り汁だけが黄色い色素を薄くすることができたのです。

 この実験結果から、シロバナタンポポには黄色い色素を分解する成分、おそらくはカロチノイド分解酵素(CCD)があるので黄色の色素を分解して花弁が白くなっていると考えられます。

 一昨年にも同様の実験をしていたのですが、その後の追試ではあまりはっきりとした結果が見られず悶々としていました。今年は絞り汁に入れる花を蒸留水2mlに対して1個から3個に増やし、さらに花弁だけでなく、総苞(ガクに見える部分)全体を入れてみました。

 一昨年の実験では、色がはっきりと抜けるのに2日かかりましたが、今年は1日ではっきりとわかるほど色が抜けて白くなりました。

 花の量を増やした事が良かったのか、総苞全体を入れたのが良かったのか、この次はその辺も追求した実験をする予定です。

 翌日、同じ絞り汁を使ってまた黄色の濾紙を一昼夜浸けてみたのですが、今度はあまり色が抜けませんでした、黄色い色素を分解する成分は古くなると活性が落ちるようです。
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キビシロ開花

種から育てたキビシロタンポポTaraxacum hideoi)が開花しました。
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2012年に安来市清水町から採集したものを種まきしたものです。昨年は花をつけず、2年目の今年蕾をつけてようやくの開花です。

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 花弁の色はほとんど白色で、シロバナタンポポと見分けがつきません。総苞(ガクのように見える部分)の外側が上向きにくっついていて薄いのがキビシロタンポポの特徴です。
 シロバナタンポポでは、外側(外片)が半分そり返っていて、先端に三角形の角(角状突起)があります。

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2014年03月28日

忌部・八雲フィールド

西津田国道431道路脇
シロバナタンポポ

東忌部千本ダム西岸
シロバナタンポポ
ヤマザトタンポポ
キバナシロタンポポ
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一見、ヤマザトタンポポに見えましたが、周辺のシロバナタンポポと葉の形が同じです。
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総苞外片が半分反り返って、外片先端の角状突起の大きいなどの特徴から、シロバナタンポポの黄花変種キバナシロタンポポです。


八雲町平原
クシバタンポポ
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2014年03月15日

2014年02月24日

緋紅蒲公英の蕾2014春

たんぽぽラボの緋紅蒲公英(Taraxacum pseudoroseum)の鉢に蕾ができていました。

今シーズンは久しぶりにピンク色の開花が見られそうです。
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赤い色素が多いせいか、葉や茎が赤紫色をしています。

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蕾がさらに大きくなってきました。葉の色は少し赤みが減っています
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(2014/4/2)


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2014年02月23日

初春の六所神社

松江市大草町の六所神社。
東側の出雲国庁遺跡にシロバナタンポポが小さな蕾をつけているのを見つけました。

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2013年09月28日

秋のオクウスギタンポポ

春に種まきしておいたオクウスギタンポポが元気に葉を広げています。
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東北の当ブログ読者の方から譲っていただいたもので、
左が福島県産。右が仙台市青葉区産のものです。

どちらも春に種を蒔いたのですが、福島県産は春のうちに発芽して、この夏の猛暑を乗り切ってくれました。青葉区産の株は、春には発芽しなかったのですが秋になってから発芽して、ここまで生長しています。
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2013年07月23日

ハマハナセンブリ

 タンポポブログなのにタンポポ以外の花の話題です。シーズンオフなのでご勘弁を

 子供のテニス大会に出かけた島根県江津市の中央公園でピンク色の可憐な花を見つけました。

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直径が1センチほどしか無い小さな花なのですが、5弁の星形の花がまばらに付いていました。最初はニワゼキショウかと思ったのですが、ニワゼキショウはアヤメ科で花弁が6枚です。

nadesiko130722028.jpg続きを読む
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2013年06月23日

オクウスギタンポポ発芽

 今月初めに種まきしたオクウスギタンポポのプランターに芽が出ているのを見つけました。

 梅雨の中休みで暑い日々が続いていたのですが、この数日は雨が降って気温が下がった所為でしょうか。
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 他の植物の芽かも知れませんので、もうしばらく様子を見てみます。
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2013年06月04日

緋紅蒲公英原産地の気候

 ネットで緋紅蒲公英Taraxacum pseudoroseum)の画像を検索していたところ、ロシアのwww.plantarium.ruというサイトで緋紅蒲公英の写真とその撮影場所の情報が載っていました。

 緋紅蒲公英については中央アジアのカザフスタン、キルギスタン、中国の新疆ウイグル自治区などの高山地帯の草原という情報はあったものの、実際にどのような気候条件の場所なのかがわかりませんでした。

 このサイトではカザフスタンの旧首都であるアルマトイ(アルマ・アタ)の100キロほど東のASY高原、標高2300m(2010年6/23)という撮影時の情報が載っていました。

同じサイトではASY高原の風景も見ることができます。広々とした高原の牧草地でした。

 Wikipediaによるとアルマトイの気候は
気候は大陸性で、夏は暑く冬は寒い。南方を4000m級の天山山脈が占めるため、山岳気候の影響も強く受ける。1月の平均気温は-4.7度とそれほど低くはないが、最低気温はしばしば-10度を下回り、降雪量も多くなる。7月の平均気温は23.8度と高く、日中は年間平均で30度を超す真夏日となることが36日もあり、時に35度を超すことも珍しくないが、朝晩は涼しく湿気も少ないので蒸し暑さとは無縁である。また市内でも北から南にかけて標高600m - 1200mに市街地が広がっているため、気温、気候などに違いがある。沖積層土壌と豊富な雨量のため、多くの植物が生い茂っている


 緋紅蒲公英が開花していた時期、7月のアルマトイの平均気温が23.6℃、最高気温30℃、最低気温18℃となっています。

 緋紅蒲公英が撮影された場所は標高2300mのASY高原で、アルマトイ中心部との高度差はおよそ1500mになりますので、10℃程度は低いと考えられます。そうすると日本の4月頃の気候に近いのでしょうか。

 試しに温量指数を計算してみると、アルマトイは89で東北地方くらいでしょうか。(仙台市で95.5、岩手県盛岡市で82.8)緋紅蒲公英の咲いていたASY高原は32ぐらい(高度による気温差を9℃とする)になって、北海道の根室より寒いことになります。

 温量指数が日本以外にも適用できるかどうかはわかりませんが。

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(緋紅蒲公英:日本国内4月中旬)

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2013年05月31日

季節外れ、緋紅蒲公英に蕾が出た

 先日、タンポポを春以外にも開花させる要因が寒さにあるのではないかと考えて、緋紅蒲公英とキビシロタンポポを冷蔵庫に数日間保存して、その寒冷刺激で花芽(蕾)ができるかどうかの実験を始めました。

 タンポポは春になって日照時間が長くなることで蕾をつける長日性植物なのか、それとも桜のように一定期間低温にさらされることで蕾ができる(春化現象:バーナリゼーション)のかを確かめるためです。

 それで改めて冷蔵庫に入れないで生育している対照のタンポポの状態を観察してみたら、何と!緋紅蒲公英の中央部に蕾らしいものが見えました。
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(冷蔵処理をしていない緋紅31号の鉢、中央部に蕾が見えます。)

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ルーペで拡大してみると確かに蕾のようです。直径は5mmくらい
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2013年05月29日

タンポポは長日性植物か

 初春に発芽した緋紅蒲公英が今シーズンは花を咲かせませんでした。

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 5月中旬には葉もかなり生長していたのですが、花芽(蕾)はできませんでした。
 せっかくここまで生長したのだから、なんとか花を咲かせる方法は無いでしょうか。ここでハタと考え込みました。

 タンポポの花芽(蕾)ができる条件は何だろう?
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(緋紅蒲公英の蕾:2010年4月)

 ネットで検索したところ在来種タンポポは長日性だという記述もありました。日照時間が長くなる初春に花を咲かせる在来種は確かに長日性植物のように思えます。
Wikipedia:光周性
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(開花した緋紅蒲公英:2010年4月)

 ちなみに日照時間に関係なく年中花を咲かせている外来種タンポポは中性植物とされています。
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2013年05月21日

初夏の緋紅蒲公英

 初夏を迎えて、ピンク色のタンポポ、緋紅蒲公英Taraxacum pseudoroseum)の葉がぐんぐん伸びてきました。昨年春に蒔いた種が全滅したので、改めて秋に蒔いた種から発芽したものです。

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(一番生長した株)

 赤い花を咲かせるタンポポだけに葉の中心の葉脈も赤っぽく見えます。

 今シーズンに可愛いピンクの花を見たかったのですが、春までに十分な栄養を貯め込むことができなかったようです。来年春か、今年の秋にでも花を咲かせてくれたらいいなと思っています。

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 合計3鉢に6株ほど生長しています。中央アジア原産で、日本のタンポポよりセイヨウタンポポにより近いのではないかと思います。在来種に比べて葉の色が濃く、肉厚な感じです。

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右下と左上が緋紅蒲公英、右上が在来種のカンサイタンポポ(T.japonicum)の葉です。色合いの違いがわかるでしょうか?

 左下は同じく在来種で花弁がクリーム色のキビシロタンポポ(T.hideoi)です。こちらはさらに薄い黄緑色ですね。

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2013年05月11日

安来市伯太町フィールド調査

 安来市内を伯太川沿いに遡り、さらに県境を超えて鳥取県日南町までを調査しました。
 今回のテーマは伯太川沿いで黄花の在来種タンポポを探すことでした。現在までの自分の調査ではキビシロとシロバナばかりで、在来種の黄花を見つけたことがありません。タンポポ調査西日本2010では、この地域で数カ所確認されているのですが。

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(赤い点が調査地点、黄色が走行コース)

 最初に一番北側の安来市清水寺付近、いままでよりも広い範囲でキビシロタンポポ(Taraxacum hideoi)が自生しているのを確認できました。
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 開花のシーズンを過ぎているので、ほとんど綿帽子で花がなかなか見つかりません。
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種子(痩果)の色は黒褐色、総苞(ガクに見える部分)外片先端の角状突起は小型


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2013年05月10日

島根半島西側フィールド調査

 朝から雨が降っているにも関わらず、島根半島西側のフィールド調査へ。天気のいい日に都合良く休めないのが勤め人のツラいところです。
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 5月に入って、在来種タンポポは花がほとんど終わっていますし、この天気なので探すのに苦労するかなと思ったのですが、花が終わった後は綿毛の種子を飛ばすために花茎をグーンと高くのばしているので目立って、意外に楽でした。

 最初は一畑薬師の近くの山中の集落
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(出雲市小境町北垣)
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ちょっと見た感じではそんなに総苞(ガクに見える部分)の外側の角状突起は目立たなかったのですが、撮った写真で拡大してみると大きめに見えます。
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2013年05月06日

タンポポ白花形質の遺伝様式についての仮説

 シロバナタンポポカンサイタンポポの花粉がケイリンシロタンポポに受粉してできた雑種なのですが、白い花のケイリンシロタンポポと黄色い花のカンサイタンポポの雑種であるシロバナタンポポが白い花になるということは、白い花の形質は優性遺伝すると考えられます。

 タンポポの染色体は8本が基本で、有性生殖をする2倍体のカンサイタンポポは2n=2X=16本の染色体を持っています。
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(2倍体のカントウタンポポ染色体:「日本産2倍体タンポポの核型分析」山口聡、染色体U-45-44(1986)より引用。)


 以上の事実に基づき、
白花系タンポポの遺伝様式とメカニズムについて考察してみました。


 基本になる1組8本のうちのどれか1本の染色体に花弁の発色に関わる遺伝子が乗っているわけですから、カンサイタンポポはそれを2組もっていることになります。白色形質は優勢遺伝するという仮定に基づけば、カンサイタンポポは2組とも黄色形質の遺伝子です。減数分裂で花粉には黄色形質の1組が存在します。

 卵細胞を提供する母親であるケイリンシロタンポポは4倍体(2n=4X=32)で32本の染色体があり、発色に関わる染色体は4組持っていると考えられます。そのうちの少なくとも1本白色にする遺伝子を持っていると考えられるわけです。

 タンポポの花色が白色になるメカニズムについては未だ明らかにされてはいないのですが、ここでは花弁の黄色色素を分解するカロチノイド分解酵素(CCD)によって白くなるという仮説に基づいて、染色体のどれか一本に白色にする遺伝子(=CCDを合成する遺伝子)があると仮定しております。

(4組のすべてが白色という可能性もありますが、後述する理由により多くても3組です)

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2倍体タンポポの核型分析に関する文献

日本産2倍体タンポポの核型分析

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(図1、カントウタンポポ Taraxacum platyculpum の染色体)

 日本産の2倍体タンポポの核型を比較し、基本染色体8組のうち2組が二次狭窄を明らかに保持していたが、オキタンポポでは今のところ1組しか認められなかった。
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(図3、モウコタンポポ節の2倍体タンポポの核型模式図)

日本産2倍体タンポポの核型分析」山口聡、染色体U-45-44(1986)より図版と要旨を引用。



日本におけるTaraxacum(キク科)の在来低地2倍体種の染色体研究

北村(1957)により、T. elatum, T. hondoense, T. longeappendiculatum, T. japonicum, T, maruyamanum and T. platycarpumに分類されている低地性2倍体タンポポ属が細胞学的に研究された。

6つの形の核型は次のようであった:T. platycarpum, 2n=16=2M+10m+4mcs; T. elatum, 2n=16=12m+4mcs: T. hondoense, 2n=16=2M+10m+4mcs; T. longeappendiculatum, 2n=16=12m+4mcs; T. japonicum, 2n=16=12m+4mcs; T. maruyamanum, 2n=16=14m+2mcs.

T. elatum, T. hondoense, T. longeappendiculatum, T. japonicum and T. platycarpumの核型は2n=16=12(M+m)+4mcsの表せる同様の形式であった。対照的に、T. maruyamanumのそれは2n=16=14m+2mcsであった。

この核型データは日本の低地性在来2倍体タンポポ属をT. platycarpum and T. maruyamanum. の2種とした芹沢(1986,1995)の分類学的研究を支持する。


佐藤杏子:Chromosome Studies of Native Lowland Diploid Species of Taraxacum (Asteraceae) in Japan
CYTOLOGIA Vol. 72 (2007) No. 3 P 309-317 の要旨より引用

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2013年05月04日

長寿のカンサイタンポポ

 庭で育てているカンサイタンポポが今年も花を咲かせました。
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 元は7年前の2006年春に松江市内の自生地から一株採集してきたものなのですが、まだ元気です。多年生草本とはいえ、寿命はどれくらいなのでしょう?

 ネットで検索したところでは、在来種は「寿命が長く全体の1割が10年後でも生きているという」という記事がありました。残念ながらその根拠となる文献などは見つかりませんでした。

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(採集当時:2006年4月)

採集当時はこんなに元気でした。肥料を与えないで放置していた3年ほどは花を咲かせない時期もありましたが、液肥を与え始めたこの数年は一輪づつですが開花しています。
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2013年05月01日

伯太川流域キビシロ調査

 雨模様の曇天というタンポポ調査には不向きな天候でしたが、予定通り安来市伯太川流域の調査に出かけました。
 島根県のキビシロタンポポは安来市の限られた場所でしか見つかっていません。今回は新しい自生地の発見しようとしたのですが、この天候のため、主に従来の自生地の確認となりました。
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キビシロタンポポは総苞(ガクのような部分)の外片が直立してシロバナタンポポのように反り返らず、先端の角状突起も無いか、小型です。花弁もシロバナのように純白でなく、うっすらと黄色で、裏面が赤紫色がかっていることもあります。
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葉や茎もシロバナほど長く伸びず全体に小ぶりです。続きを読む
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