
最初は外来種のセイヨウタンポポが咲いているのかと思ったのですが、少し黄色が淡いようなのでじっくりと観察してみると葉の形やガクのように見える部分(総苞)の形がシロバナタンポポと同じで、半分反り返っていました。

すぐ近くに咲いていたシロバナタンポポと比べてみると、総苞は同じ形をしています。違うのは花弁の色だけです。
シロバナタンポポの花弁が白いのは黄色い色素を分解する酵素(カロチノイド分解酵素)を持っているから、という仮説があります。キバナシロタンポポはその酵素がうまく働いていないために花弁が完全に白くならないということのようです。
このあたりの仕組みについては本家日本たんぽぽラボWebの「シロバナタンポポが白いのは」のページで詳しく書いていますので、興味の有る方はそちらをご覧ください。
タンポポの外来種はほぼ一年中開花しますが、在来種は基本的に春しか咲きません。シロバナタンポポなど一部の在来種は春に気候がよく似た秋から冬にかけての時期に開花することがあります。
今日は島根県庁付近以外に松江市内では大庭町、古曽志町でシロバナタンポポが咲いているのを見つけました。