
キバナシロタンポポはシロバナタンポポの黄色変種と考えられていて、花の色以外はシロバナタンポポと区別がつきません。

元々、シロバナタンポポは黄色い色素を分解するカロチノイド分解酵素(CCD)を持っているために花弁が白いと考えられるのですが、キバナシロタンポポは何かの原因でその酵素が働かないために黄色のままと考えられるのです。
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初めましてなのですが、東京の河川の土手。
毎年「ウスギイロ」の『シロバナタンポポ』が咲くのですが、先日そこを通ったら、やっぱり白いのと「ウスギイロ」のが咲いていました。
カロチノイド分解酵素というのを初めて聞きましたが、近所のもそれが欠如しているのかもしれません。
12月中旬まで咲いて休眠し、来年2月には開花すると思うのですが、今年はどうでしょう?
もっと遅くまで咲き、来年ももっと早いかもしれないし・・・。
菊の白花品種ではカロチノイド分解酵素の働きが遺伝子レベルで解析されていますが、タンポポはまだ仮説でしかありません(私が勝手に言っているだけです)が、実験でその可能性が確認できました。
黄花の形質が次世代に受け継がれていくかどうかも含めて、今後も研究していく予定です。