元々これはキクの白花品種の研究が元になっているのですが、タンポポもこれと同じかどうか。それを証明するための実験をしてみようと思いました。
「黄花のタンポポから黄色い色素を取り出し、それにシロバナタンポポの絞り汁を加えてみて、色が薄くなればシロバナタンポポにはカロチノイド分解酵素が有る」という乱暴な理論(^^;)です。
まずは黄花タンポポから黄色い色素を取り出してみることにしました。文献を調べてみると「カロチノイドは水に溶けにくいので、アルコールやエーテルのような有機溶媒で抽出する」と書かれています。しかし、有機溶媒のなかでカロチノイド分解酵素が働くのか?という問題があります。
タンポポの草木染めなどを説明しているサイトをみると、タンポポを15分ぐらい煮出して色素を取り出しています。そんなら水でもできるかな?と思い、タンポポの花を集めて水に漬けました。軽く洗って花粉は洗い流しておきます。半日ほど常温においたら、水がなんだか赤っぽくなっています。これがカロチンかな?

とりあえず予備実験として、片方にはシロバナタンポポの花弁を漬けて、もう片方は対照として何も入れないものを作りました。半日ほど常温に置いて反応させてみましたが、両方とも変化はありません..orz。
そもそも、この赤っぽい色は本当にカロチンなのか?カロチノイド分解酵素の至適pHや温度はどうなの?という疑問は次回以降に検討します。
タグ:カロチノイド分解酵素
私は、中学生なのですが今タンポポについてレポートをまとめています。
他にも、タンポポの実験について何かあるなら教えてください。