
東京出張の折に秋葉原でライト付きズーム式ポケット顕微鏡(【LEDライト付】携帯ミニ顕微鏡(ポケットマイクロスコープ)ズーム60倍〜100倍
)
を購入してきました。以前から野外でのタンポポ観察用に数種類のルーペを持ち歩いていたのですが、倍率が最大でも15倍程度でした。
これは、上側(写真右)の円形ダイヤルが倍率(60倍から100倍)で、下側(写真左)がピント合わせになっています。左側の対物部に見たいものをセットして、右側の接眼レンズで観察します。
野外で見つけたタンポポが帰化種との雑種か、在来種かを見分けるポイントが花粉の大きさなのですが、そのためには100倍程度の倍率が必要でした。今までは、花を持って帰って顕微鏡で見るしか手がなかったのです。
とはいえ、2000円程度の品で中国製という事で性能にあまり期待はしていなかったのですが、これが意外に使えました。レンズ径が小さくて画面が暗いのですが、付属のニップル球ランプをオンにすると観察部分を明るく照らして補ってくれます。

接眼部にデジカメを密着して写真撮影してみました。近所で採集してきた帰化種のメシベですが、付着した花粉が大小不同なのを十分判別できました。
帰化種や雑種は3倍体、4倍体なので正常に減数分裂できず、均質な花粉が作れないのです。そして4倍体雑種のほとんどは花粉をつくれません。