2011年04月17日

江津・浜田フィールド調査

 午後から浜田へ出かける用事があったため、その道中でフィールド調査をしました。

松江市玉湯町玉湯踏切
 シロバナタンポポ(Taraxacum albidum)ヤマザトタンポポ(T.arakii)が自生している場所ですが、今年はまだシロバナのみでヤマザトは見当たりませんでした。
tamayu11041701.jpg

江津市和木町
 ケイリンシロタンポポ(T.coreanum NAKAI)が確認されている地域なのでじっくり探してみましたが、1株のみしか白花のタンポポはみつからず。総苞外片は長く、角状突起も大きいのでケイリンの可能性はありそうです。新潟大学の森田教授によれば、ケイリンシロタンポポは総苞外片の長さが2/3から3/4くらい。総苞に対する総苞外片の長さの比率(CD値)は0.6から0.8ぐらいとのことです。和木町のものは0.68から0.71でした。

浜田市野原町
hamada11041718.jpg
 島根県立大学付近でシロバナタンポポが多数自生していました。ここも総苞外片が比較的長いようです。採集してきた頭花のCD値は0.64から0.68でした。
hamada11041723.jpg


松江市西川津町北公園
 カンサイタンポポ(T.japonicum)が開花していました。昨年末から正月にかけての豪雪で開花が例年より遅れています。
kita11041735.jpg
posted by しまねこ at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | フィールドノート
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