2008年05月26日

オキタンポポの形態的特徴

 隠岐西ノ島国賀海岸で観察・撮影したオキタンポポTaraxacum platycurpum ssp.maruyamanum)の形態的な特徴をまとめてみました。
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 今回観察したのは、国賀海岸の牧草地だけでしたので、比較的背丈の低い小型のものでした。ネットや文献で紹介されているオキタンポポは草丈も高く、葉の数も多いようです。
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 頭花の直径は3cm前後で、この写真の花の小花数は約70個程度です。総苞は15mm、外総苞片の長さは10mmくらい、幅1.5-2mm、線状披針形で角状突起はほとんどありません。
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 葉は倒披針形で、先端は鈍頭、中裂し裂片は6-8対で三角形。全体に肉厚で光沢があるように見えます。
 花粉は均一な大きさで、これは有性生殖をする2倍体の特徴です。

和名 オキタンポポ.
頭花は直径3.5-4cm、小花は80-150(平均120)個. 総苞は花時15-20mm. 外総苞片は直立または僅かに開き、総苞の3/2以上、角状の突起があるかもしくは無い、長さ0-1.5 mm。 外総苞片は長卵形または線状針形、長さ10-11mm、幅4-4.5mm。 花柱と柱頭は黄色。
染色体数 2n = 16 (diploid). 2倍体
分布(国内) Shimane Pref. (Oki Islands). 島根県隠岐島

(日本植物分類学会FOJより引用)
posted by しまねこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | オキタンポポ
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