2010年10月30日

セイヨウタンポポの染色体(染色体の観察その5)

 相変わらず染色体の観察がうまく行かず悪戦苦闘中です。今回は富山大学の岩坪先生の手順でやってみました。まず、5-10mm程度発芽した種子を午前8時からヒドロキシキノリンに25℃で1.5時間、冷蔵庫で5℃に4時間。酢酸1:エチルアルコール3で固定。1規定塩酸60℃で10分解離。

 この手順で作った2枚のうち1枚で分裂像がたくさん見られる標本ができました。
seiyou10103030E.jpg

(1000倍視野で撮影したものを一部拡大)
 押しつぶし方が下手なせいでしっかり広がらず、厚みがあるため、焦点が微妙に合いません。大雑把に数えて20本前後あるようです。

(追記)

 11/8に作った標本で染色体が程よく広がった標本が出来ました。
 弱拡大(100倍)では、染まりが悪くて失敗作に見えたのですが、ダメもとで1000倍で見てみると、以外に良い細胞がたくさんありました。

seiyou10110927.jpg
 ちゃんと24本数える事が出来ました。

 今後はこのレシピでコンスタントに染色体を数えられるような標本が出来れば良いのですが。

 今までは、種から発芽させた根を材料にしてきましたが、次は掘り起こした主根から生えた根を使って標本を作る練習を始めます。
posted by しまねこ at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 染色体の観察
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