今回は松江市八雲村西岩坂桑並川土手の

葉の形は倒披針形、羽状浅裂から全裂、櫛葉状まで同一個体でも様々な形です。決して典型的な櫛葉形(羽状全裂)ばかりではありません。
肝心の総苞の形にしても同じ群落内でも個体差があって、総苞の角状突起の大きさにバリエーションがあります。(画像をクリックすると拡大します)




2枚目の画像は伯太町のケンサキタンポポと雰囲気は良く似ています。違うのは外総苞片の形と長さだけです。


綿毛と痩果のアップ。クシバ(ヤマザト)タンポポの痩果はFOJ(Flora of Japan)データベースの森田氏の記述によれば、
「痩果は黄褐色または褐色、紡錘形で長さ4-4.5mm、幅1.3-1.6mm。上半分に棘状突起。柄は長さ7-10mm、冠毛は白色、長さ7.5-8mm」

4倍体のため、正常に減数分裂できず、花粉の大きさはバラバラとなります。