日本国内には自生していないこのタンポポの種がうっかり飛んでいって野生化しないように種が出来始めた時に、ネットをかぶせておきました。

このタンポポは花粉の形から有性生殖をする2倍体ではなく、受粉しないで種を作ることができる高次倍数体と考えられます。ですからほとんどシイナ(不稔種子)がありませんでした。

中央部と左後方に少しだけ白く細長いシイナが見られます。(画像をクリックすると拡大表示されます。)

種子(痩果)の色は淡褐色で、長さ3-3.5mm、幅1.0-1.2mm。冠毛柄は長さ7mm、冠毛の長さ7mmぐらいでした。