2010年05月17日

だんだん色が濃くなるピンクのタンポポ

 開花した初日はシロバナタンポポかと思うほど色白だった緋紅蒲公英Taraxacum pseudoroseum)は、日ごとに色が濃くなりました。



 ピンクのタンポポとしてよく知られているモモイロタンポポ」Crepis rubra)は、タンポポと名前はついているもののフタマタタンポポ(Crepis)属なのですが、こちらは正真正銘タンポポ属(Taraxacum)です。
rose1_10051735.jpg

 開花してから2日目の花です。

 タンポポの赤成分のアントシアニン(赤紫色)は低温条件と光で合成されるそうですので、しっかりと日当りのよい所に置きました。

このあたりは過去のブログ記事「カンサイタンポポの紅葉現象を探る」で書きました。

 3日咲きとなると、外側はピンクというより紫色に見えます。日に当てすぎて萎れ気味です。
rose2_10051731.jpg

 花弁を顕微鏡で観察してみました。タンポポの一枚の花びら(花弁)に見える部分は、それぞれが1個の花で、オシベ、メシベと5枚の花弁があります。写真は5枚の花弁のうち、一枚の先端部分です。
rose1_10051814.jpg

 細胞の一つひとつに赤紫色の色素が満たされています。
posted by しまねこ at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 緋紅蒲公英
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