ピンクのタンポポとしてよく知られているモモイロタンポポ」(Crepis rubra)は、タンポポと名前はついているもののフタマタタンポポ(Crepis)属なのですが、こちらは正真正銘タンポポ属(Taraxacum)です。

開花してから2日目の花です。
タンポポの赤成分のアントシアニン(赤紫色)は低温条件と光で合成されるそうですので、しっかりと日当りのよい所に置きました。
このあたりは過去のブログ記事「カンサイタンポポの紅葉現象を探る」で書きました。
3日咲きとなると、外側はピンクというより紫色に見えます。日に当てすぎて萎れ気味です。

花弁を顕微鏡で観察してみました。タンポポの一枚の花びら(花弁)に見える部分は、それぞれが1個の花で、オシベ、メシベと5枚の花弁があります。写真は5枚の花弁のうち、一枚の先端部分です。

細胞の一つひとつに赤紫色の色素が満たされています。