
今までにもこんな感じで白花と黄花が咲いているのを見つけたことが何度か有りましたが、白花と黄花の株が非常に近くに隣り合っていただけでした。
今回の株を掘り返してみると、ご覧のとおり一つの根から白花と黄花の花茎が出ています。
梅の花などで、一つの木に紅い花と白い花が咲くものを「源平咲き」と呼ぶそうですが、白花と黄花ではどう呼ぶのでしょうか。源平咲きができる理由について、日本植物生理学会のWebではこのように解説されていました。
キクの白花品種は黄色のカロチノイド色素を分解する酵素を持っているため、白くなるのだそうです。(詳細は、当ブログの「シロバナタンポポが白いのは」をご参照ください)この花の場合は、本来持っているカロチノイド分解酵素が抑制されているのかもしれません。


白花と黄花のアップ。どちらも総苞外片の角状突起が大きく、やや反転するシロバナタンポポの特徴を具えています。
このタンポポの黄花と白花から出来た種を播くとどうなるのでしょう?黄花の種からは黄花、白花の種からは白い花が咲くのでしょうか。

種をとって確認しようと思ったのですが、移植に失敗したようで、黄花、白花ともに萎れてしまいました。