2021年04月17日

広島県庄原市の黄色在来種

 広島県北部庄原市周辺の調査で正体不明の黄色種タンポポを見つけました。庄原市濁川町の県道62号脇に二株ほどありました。
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 全体の印象はヤマザトタンポポですが、総苞(ガクのような部分)の外側が上向きですが、少し外側に開いていて、幅が広い。外片の形はクシバタンポポにも似ています。
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種(痩果)の色や形はクシバ、ヤマザトと同じく褐色。雌しべの先端はループ状に巻いています。
花粉の大きさは均一でなくバラバラ、このことから二倍体ではないことがわかります。
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外来種のロクアイタンポポ、在来種のヤマザトタンポポ、クシバタンポポ、ツクシタンポポが候補に上がりますが、総苞外片の長さが1/2程度、葉の切れ込みなどからとりあえず、ヤマザトタンポポかなと考えています。


posted by しまねこ at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | フィールドノート
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