島根大学生物学研究室の研究報告で、松江市秋鹿町で採集したヤマザトタンポポに2倍体のものがあったと報告されて以来、それを検証すべく、秋鹿町のタンポポをしらみつぶしに調査しています。

花粉を観察することで2倍体とその他の高次倍数体(3,4,5倍体)を区別することができるので、手当たり次第に花粉をチェックして回りました。

高ノ宮駅付近から北上し、秋鹿小学校付近やその周辺でヤマザトタンポポと思われる黄色の在来種を採集してポケット顕微鏡で花粉を観察。この顕微鏡は秋葉原で購入したものですが、野外で花粉を観察するには優れものです。LEDランプが付いていて視野を照らしてくれます。(下の画像)
二倍体なら、花粉の大きさは圴一のはずですが、今回調査した地点ではどれも花粉はバラバラで、倍数体ということになります。

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