タンポポの花をデジカメで撮影すると、自動的に白色の補正がされて光の条件などで薄い黄色のタンポポが真っ白に写ったりします。これでは客観的な色の比較が難しいので、カラーチャートを一緒に写しこんでいます。
使用したカラーチャートは大阪府立大学の中村氏の考案によるもので、白から黄色の557段階の色調が印刷されています。これを花と一緒に撮影すると、黄色の色調の違いがわかります。

上が安来市伯太町のキビシロタンポポ、下が宮城県産のオクウスギタンポポです。
キビシロの方が花弁の外側が白いのに対し、オクウスギは花弁の端まで薄黄色です。
そのためかオクウスギの方が全体的に黄色が濃く見えます。