
カンサイタンポポは元々他の黄色種に比べて色が薄く、レモンイエローなのですが、この株はクリーム色に見えます。左が通常のカンサイタンポポです。
シロバナタンポポなど、白色種のタンポポはカロチノイド分解酵素(CCD)を持っているので花弁の黄色い色素が分解されて白くなる。黄色種にはその酵素が無いと考えていたのですが、そうではないのかもしれません。
つまり、すべてのタンポポはカロチノイド分解酵素を持っている。白色種はその酵素作用が発現して白くなるが、黄色種はその酵素作用を阻害する何らかの要素があって、黄色のまま。と考えた方が良いのかもしれません。
そうしてカンサイタンポポなどの黄色種でも何かの原因でカロチノイド分解酵素の作用が発現して今回のような薄黄色や白色の花が咲くのではないでしょうか。

松江市北公園のクリーム色カンサイタンポポ(2016/4/23撮影)