3010年03月21日

たんぽぽラボについて

このブログと日本たんぽぽラボのページは、島根県東部を中心としたタンポポの生態について個人的に研究したものを日々記録しています。

 あなたは、外来(帰化)種のタンポポと、在来種(純国産)のタンポポを見分けられますか?

 帰化種タンポポは花の下側のガクの部分(総苞外片)が反りかえりますが、在来種では上向きで反りかえりません。

しかし、最近の研究では外来種タンポポと思われていたものの大部分は在来種と外来種の雑種で、総苞の形も帰化種と在来種の中間型が多く見られことがわかってきました。
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2017年04月16日

島根半島中海周辺サンプリング行メモ

 大根島でキビシロを探す。山口論文でキビシロが大根島で採集されたと思われる記述あり。見つからず、いつもの二子でヤマザトをサンプリング。
手角、長海でヤマザト、
枕木山入口で角状突起の大きいヤマザト。
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上川原集会所付近で色の薄いキバナシロを採集。
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下東川津で昨日のキバナシロの標本採集。
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2017年04月15日

大庭忌部、島根半島サンプリング行メモ

 大庭斎場。島大の論文ではここのヤマザトは3倍体だったとのこと、サンプリング。
 西忌部町、千本ダム西岸でヤマザト。シロバナと混在。キバナシロは見つからず。
 東忌部。ヤマザト、少し総苞の緑が強く硬めな印象。
八雲町平原 クシバ。
山代町茶臼山南でヤマザト

午後は下東川津でヤマザトとキバナシロタンポポ
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坂本町でヤマザト。ここは大阪府立大学の分析で4倍体とされている。そう思ってみると、少し小型に見える。花粉はバラバラ。
東持田でヤマザト、少し角状突起が大きめで外辺の中央の緑色が濃い
島根半島を超えて、島根町加賀別所。ヤマザト。
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2017年04月13日

湖北サンプリング行メモ

 先日に引き続き、今回は宍道湖と島根半島に挟まれた地域のヤマザトをサンプリング

 宍道湖北岸の国道431号を西へ一気に出雲市方面へ走り、一畑薬師へ向かう山道へ向かい北上。
出雲市小境町でヤマザト。
松江市大野町。福祉専門学校付近の川沿い農道でヤマザト
大垣町フォーゲルパーク北側でヤマザト
秋鹿町、秋鹿小学校の北側でヤマザト、
秋鹿小学校付近でシロバナの黄花を探すが、今回は見つからず。
秋鹿小学校南側でヤマザト。花粉も同時に観察するが、2倍体と思われるものは見つからず。
西長江町でヤマザト、同じ西長江町の東側で少しタイプの異なるヤマザトをサンプリング。
再度、秋鹿町周辺を探すが、花粉観察で花粉の圴一なものは見当たらず。
大垣町で、再度サンプリング。
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2017年04月08日

伯太キビシロサンプリング行メモ

伯太町のキビシロタンポポをサンプリング。

切川町
清水、写真、頭花、葉をサンプリング。標本も採集
母里、伯太川土手へ降りる道沿いにキビシロ
一気に赤屋町小竹へ、キビシロ。トウカイは蕾を確認、開花はなし。
鳥取県境手前の草野六呂坂。道路拡張工事のため、キビシロ群落の一部が消失。桃畑近くの群落から標本採集。
上十年畑、集落内シロバナのみ、下十年畑へ向かう県道沿いにもシロバナ
下十年畑、集落内はシロバナ、橋のそばにある廃屋前にキビシロ、開花なし
赤屋落合原キビシロ
日次、県道沿いから集落へ入る農道沿いにキビシロたくさん開花、標本採集。

帰路に安来市折坂でヤマザトを取りに寄ったが、すでに午後4時を過ぎて花が閉じておりサンプリングは断念。

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2017年04月01日

湖北ヤマザト調査メモ

広域農道から秋鹿町方面へ向かい、ヤマザトの2倍体を探しに出かける。
大柿町でヤマザト。花粉はバラバラ
秋鹿小学校付近、シロバナ、キバナシロ、ヤマザト。
ヤマザトの花粉はバラバラ。
秋鹿小学校から秋鹿駅へ向かう農道付近でヤマザト、花粉はバラバラ
ここでもシロバナ集団の中にキバナシロ

岡本町
ヤマザト、ここでも花粉はバラバラのものばかり。

島根大学 林先生の論文にある二倍体のヤマザトはどこで採集したものか?
もう少したくさん咲いている時期に再度調査が必要。
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伯太キビシロ調査メモ

 安来市伯太町のキビシロタンポポの開花状況を調査。

切川町で吉田川西岸、県道45号の橋の南北に多数開花。花は黄色味が強い、痩果は色が淡く灰色。
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清水寺付近。
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伯太町母里伯太川河川敷


井尻
駐在所近くにシロバナあり。県道9号から少し南に入ったところにキビシロ

日次
わたなべ牧場近くに多数キビシロ開花。

赤屋町小竹
キビシロ少数開花。
トウカイは一部に蕾があるものの、開花はなし。
クシバは見つからず。
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2017年03月26日

千本貯水池ヤマザト開花

 松江市忌部地区にある千本貯水池でヤマザトタンポポが開花していました。
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周辺にはシロバナタンポポがあちこちに咲いています。170326014senbon_siro.jpg
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茶臼山2017年3月

 松江市大庭町の茶臼山南麓のヤマザトタンポポを調査。県道から少し山道を上がったところに発見。一部に蕾をつけている程度で、まだ開花には至らず。



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この山は、先日(3/20)山頂で枯れ草を焼く火事が発生。
すぐに鎮火しましたが、消防や警察が調査に山頂へ上がっていました。
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少し西側の大庭斎場近くのヤマザトタンポポも開花はまだまだの様子。小さな蕾をやっと見つけました。
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2017年03月24日

松江市北公園2017年3月

 再度松江市北公園のカンサイタンポポを調査。

公園の西側、体育館寄りに数株の集団がある。
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斜面中腹の中央集団は先月より蕾が少し大きくなっている程度。
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(3/30)蕾の中に黄色が見えてきました。明日あたり開花しそうです。
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2017年03月20日

湖北大野2017初春

 初春の宍道湖北岸を歩く。今日は松江市大野町のヤマザトタンポポの自生地の状況を調査。

 大雪の影響か、今年は花が遅い感じ、黄色い花は外来種ばかり。
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ちらほらとシロバナタンポポが咲いている。

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お目当のヤマザトタンポポはまだまだでした。やっと蕾をつけている株を発見。
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2017年02月26日

出雲国庁と松江市北公園

 2月の大雪もようやく消えて、少し暖かくなってきました。

 近所のタンポポの様子を見に出かけました。

 まず松江市南部の出雲国庁史跡公園のシロバナタンポポ
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 松江市北公園のカンサイタンポポ。こちらはまだロゼットの真ん中に小さな蕾が出来ている状態。開花するのは3月下旬から4月上旬くらいでしょうか。

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2017年01月13日

島根県松江地域におけるタンポポ属植物の比較調査

島根大学生物資源科学部研究報告 第21号に掲載された論文の要旨メモ

 島根県松江地域に分布するタンポポ属8種と一つの亜種を調査した。2倍体種のオキタンポポを除いた全ての種は無性生殖である。比較調査はこれらの花の形態的特徴によって行った。染色体数が調査され、2から5倍体であった。
 さらにこれらの無性生殖種の遺伝的変異は電気泳動法で調べられた。

 ヤマザトタンポポとケンサキタンポポは中間型のものもあり、分類が困難であったが、総苞外片の角状突起が2mmのものをケンサキ、2mm以下をヤマザトとした。2mmに満たないものの、それに近いものを中間型とした。
ヤマザトのうち、秋鹿町で採集された1個体が2倍体であった、大庭町ケンサキの1個体が3倍体、大根島中間型の1個体が5倍体で、それ以外は全て4倍体であった。

島根県松江地域におけるタンポポ属(Taraxacum Wiggers)植物の比較調査 
林 蘇娟 Bull. Fac. Life Env. Sci. Shimane Univ., 21:3 - 7, September 30, 2016



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2016年12月10日

映画「この世界の片隅に」とタンポポ

 映画「この世界の片隅に」を観て来ました。
 内容も良かったのですが、いろいろなところでタンポポが登場しています。DSC_0004_480.jpg
(「この世界の片隅に」製作委員会メンバーズミーティング資料パンフ画像)

 キャンペーンポスターやパンフにもタンポポの花がしっかりと登場しているのですが、この黄色と白のタンポポがタンポポクラスタでちょっと盛り上がっていました。

 西日本タンポポ調査のメーリングリストで、「黄色と白色のタンポポが同じ株に咲いていて、不思議」と最初に話題になりました。
 それに対して、「映画の舞台が広島の呉だから、シロバナタンポポカンサイタンポポ?」などの意見を受けて、2015年のタンポポ調査のデータを持ち出して、「呉市ではセイヨウタンポポ、アカミタンポポとその雑種、ヤマザトタンポポ、シロバナタンポポが報告されている」とか、「2010年の調査データには主人公のすずさんが住んでいた呉市長ノ木町付近でカンサイタンポポの報告があったよ」。。。等々。

 タンポポ調査メーリングリストならではの議論となりました。
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2016年12月09日

タンポポの旅

 タンポポは風が綿帽子の種が風で運ばれて、新しい場所で芽を出して増えていく。というのが一般的なイメージでしょう。
 しかし、島根県東部という限られた範囲ではありますが、長年タンポポを調べていると、どうもそれだけではないと考えるようになりました。

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 もちろん大部分は、風によって運ばれるのだとは思うのですが、それだけでは説明のつかないほど離れた場所にタンポポが運ばれていることがあります。

とりあえず私はタンポポの移動方法は以下の3つだと考えています。

1、による種の運搬。
2、による種の運搬
3、による種またはタンポポ本体の運搬。
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2016年04月23日

クリーム色のカンサイタンポポ

 松江市内のカンサイタンポポを観察に行ったところ、一本だけ色の薄いクリーム色のものがありました。

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カンサイタンポポは元々他の黄色種に比べて色が薄く、レモンイエローなのですが、この株はクリーム色に見えます。左が通常のカンサイタンポポです。

 シロバナタンポポなど、白色種のタンポポはカロチノイド分解酵素(CCD)を持っているので花弁の黄色い色素が分解されて白くなる。黄色種にはその酵素が無いと考えていたのですが、そうではないのかもしれません。

 つまり、すべてのタンポポはカロチノイド分解酵素を持っている。白色種はその酵素作用が発現して白くなるが、黄色種はその酵素作用を阻害する何らかの要素があって、黄色のまま。と考えた方が良いのかもしれません。

 そうしてカンサイタンポポなどの黄色種でも何かの原因でカロチノイド分解酵素の作用が発現して今回のような薄黄色や白色の花が咲くのではないでしょうか。




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 松江市北公園のクリーム色カンサイタンポポ(2016/4/23撮影)

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2016年04月16日

島根半島フィールド調査

松江市から出雲市にかけて島根半島の調査。

松江市薦津町 シロバナ
西長江町 シロバナ、ヤマザト
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松江市魚瀬
松江市六坊
野合
ヤマザトタンポポ
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2016年03月29日

タンポポ調査2015報告書と島根のカンサイタンポポ

 2014から2015にかけて行われた西日本タンポポ調査の結果が報告されました。
調査報告書(pdf)はこちら

 島根県についても、当ブログで報告した安来市赤屋のトウカイタンポポや、キビシロタンポポについても触れられていました。カンサイタンポポについては、「前回の調査で確認されたカンサイタンポポは、今回は確認されなかった」と記されていました。

 この件については、ちょっとした事情があります。前回調査で確認されたカンサイタンポポは松江市内にある公園の、ごく一部分に咲いているのですが、隣接する松江市立体育館の建て替え工事のため、その区域が工事の高い塀の中に入ってしまいました。
 そのため、調査に入って標本を採集することができなかったのです。

 今年の3月、建て替え工事が完了したので、ようやく様子を見に行くことができました。

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 竣工なった体育館をバックに撮りました。なんとか健在のようです。

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2016年03月27日

たんぽぽ日和

午前中、青空の広がる良い天気だったので、松江市周辺のたんぽぽ調査に出かけました。

松江市北公園
カンサイタンポポ、シロバナタンポポ
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松江市薦津町
シロバナタンポポ
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松江市古志町県道246
ヤマザトタンポポ
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松江市大野町
ヤマザトタンポポ

松江市秋鹿町フォーゲルパーク付近
シロバナタンポポ

松江市古曽志町
ヤマザトタンポポ

松江市大庭町
ヤマザトタンポポ、シロバナタンポポ
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2015年05月07日

赤屋調査

 タンポポの開花シーズンも終わりを迎えつつありますので、調査地域を開花の遅いを山間部に向かっていきます。
 今日は、上意東のクシバタンポポと伯太町赤屋のトウカイタンポポを調査しました。
意東では昨年クシバタンポポを数株見つけたあたりを重点的に探したのですが、発見できず。

伯太町赤屋小竹ではトウカイタンポポがかなりの数開花していました。
近くでは種の色が黒いのでキビシロタンポポと思われるものの、総苞外片の角状突起が大きいので、シロバナとも思える悩ましい個体がありました。
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 クシバタンポポらしいものもあったのですが、花がすでに終わっていたので総苞の形を確認できませんでした。
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